カーペットのお掃除(オフィスのタイルカーペット編)
カーペットを洗浄する際のポイントとテクニック
お掃除業界30年、“狙った汚れは逃さない”正真正銘『お掃除のプロ』、やまヒロです!
さて、最近スタートしました、プロのお掃除テクニック大公開シリーズの第2弾です。
今回のお掃除ターゲットは、「オフィス内のカーペットクリーニング」についてお話しします。
別話では、部分的なシミ取りテクニックをご紹介しましたが、今話では専用の機械を使った、広範囲を洗浄する超プロの技をご紹介します。
今話でご紹介するテクニックは、プロでも参考になるレベルですので、とてもお得な情報ですよ。
またご家庭のカーペットのお掃除を、業者さんに頼む際の参考にもなりますので、是非ご覧ください。
カーペットクリーニングの必要性
近年のオフィスは、OA機器の普及により多数の配線を床下に収納する為に、二重床つまりOAフロア化は必須です。
それに伴い、反響防止や消音効果があるタイルカーペットは、オフィスには必需品と言っても過言ではありません。
なんと言ってもタイルカーペットが素晴らしいのは、一枚一枚が剥がせるので、汚れた物だけ部分的に貼り替えられるという点です。
そんな良い事尽くめのタイルカーペットですが、年月が経つと通行の激しい部分は、全体的に汚れてきます。
ただ、汚れる度にカーペットを貼り替えていたのでは切りがありません。そこで、お掃除のプロの出番です。
こちらの動画も是非ご覧くださいね💗
今回の作業で使用する道具はこちら(参考まで)
● 掃除機(除塵用)
● フロアポリッシャー(床面洗浄機)
● リンサー(カーペット用給水掃除機)
● ハンドブラシ
● アルカリ性洗剤(カーペット専用)
● 中和剤
● 汚水用バケツ
● 水切り用ザル
● タオル数枚
大まかな作業の流れをご説明します。
● 床面に書類やファイルなどが直置きしてある事が多いので、濡れないように机上か別室に移動します。
● 次は普通の掃除機で、ある程度の除塵をします。
● カーペット専用の加圧式スプレーを使って、汚れを落とし易くする「前処理剤」を散布します。
● フロアポリッシャーを使ってカーペット全体を洗浄します。
● カーペット専用の給水バキュームを使って汚水を吸い取ります。
● エアコンや送風機を使って可能な限り、カーペットを乾かします。
● 最後に荷物を元に戻せば終了です。
ビフォーアフターがこちら!
さて作業手順ですが…
① オフィスは、床面に書類やファイルなどが直置きしてある事が多いので、濡れないように机上か別室に移動します。
② 次に普通の掃除機で、ある程度の除塵をします。このオフィスは土足の為、思いっきり泥汚れが付着しているので念入りに掃除機を掛けます。
③ 機械洗浄する前に、カーペット専用の加圧式スプレーを使って、汚れを落とし易くする「前処理剤」を散布します。
☛時短ワンポイント☚
※汚れの激しい部分には多めにスプレーすると効果的です。
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④ いよいよ「フロアポリッシャー」の出番です。
フロアポリッシャーとは床面を洗浄する専用の機械です。カーペット洗浄の時も、洗剤を散布しながら同時に洗浄が出来るタンク付きを使います。またこの機械はブラシ部分が用途によって着脱出来る優れものです。
今回はカーペット専用の柔らかいブラシを使用します。
☛時短ワンポイント☚
※汚れの激しい部分は、フロアポリッシャーをこねるように回しながら汚れを落としていきます。
※この時に気をつけなければならないのは、OAフロアは床下に配線が通っているので、あまり大量に洗剤を散布すると液だれして、配線がショートする危険性があるので、慎重に作業する必要があります。
⑤ フロアポリッシャー洗浄が終わった箇所から追いかけるように、カーペット専用の給水掃除機(通称 リンサーと呼びます。)を使って、フロアポリッシャーで洗浄した汚水を吸い取ります。
⑥ このリンサーという機械がまた優れもので、カーペットの洗剤分を中和しながら、同時に汚水を吸い取る機能を合わせ持っています。
※カーペット用の洗剤は発泡性が高く、泡と共に浮かび上がった汚れとホコリを強力なバキュームで一気に吸い取ります。
⑦ あとは自然乾燥か、時間短縮をするのであれば、送風機を当てると効果的です。
⑧ こちらは、特に汚れが酷い箇所のアップ画像です。作業前と作業後の差は歴然です!
これであなたのオフィスのタイルカーペットはピッカピカ!?
気になる作業時間は?
※今回作業しましたオフィスは、面積が80㎡程度あり、汚染度もかなり高かった為、フロアポリッシャー洗浄・リンサー作業と荷物の移動や戻しの時間も含めると、3時間以上掛かりました。
ただこのようなケースは稀で、通常のカーペットクリーニングですと、一般家庭で換算すると一部屋が約10㎡として、洗浄・リンス作業だけであれば30分程度で作業は完了しますのでご安心ください。
基本的にカーペット洗浄の作業手順は、オフィスでも一般家庭でもほぼ同じですので、業者選びの参考にもなります。
今回ご紹介しました、テクニック・ポイントを踏まえたうえで、清掃業者さん選びの参考にして下さいね!
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★まとめ★★
プロのお掃除テクニック大公開シリーズの第2弾です。
今回のお掃除ターゲットは、オフィス内のカーペットクリーニングについてお話ししました。
今話でご紹介するテクニックは、プロでも参考になるレベルですので、とてもお得な情報です。
またご家庭のカーペットのお掃除を、業者さんに頼む際の参考にもなります。
【使用機材と作業手順は?】
① オフィスは、床面に書類やファイルなどが直置きしてある事が多いので、濡れないように机上か、別室に移動します。
② 次に普通の掃除機で、ある程度の除塵をします。
③ 機械洗浄する前に、カーペット専用の加圧式スプレーを使って、汚れを落とし易くする「前処理剤」を散布します。
④ いよいよ「フロアポリッシャー」の出番です。
フロアポリッシャーとは床面を洗浄する専用の機械です。カーペット洗浄の時も洗剤を散布しながら同時に洗浄が出来るタンク付きを使います。またこの機械はブラシ部分が用途によって着脱出来る優れものです。
⑤ フロアポリッシャー洗浄が終わった箇所から追いかけるように、カーペット専用の給水掃除機(通称 リンサーと呼びます。)を使って、フロアポリッシャーで洗浄した汚水を吸い取ります。
⑦ あとは自然乾燥か、時間短縮をするのであれば、送風機を当てると効果的です。
これであなたのオフィスのタイルカーペットはピッカピカ!?
【気になる作業時間は?】
今回作業しましたオフィスは、面積が80㎡程度あり、汚染度もかなり高かった為、フロアポリッシャー洗浄・リンサー作業と荷物の移動や戻しの時間も含めると、3時間以上掛かりました。
ただこのようなケースは稀で、通常のカーペットクリーニングですと、一般家庭で換算すると一部屋が約10㎡として、洗浄・リンス作業だけであれば30分程度で作業は完了しますのでご安心ください。
以上、奥様でも簡単、お掃除テクニック講座・特別編(オフィスのタイルカーペットクリーニング)でした。
シーユー・アゲイン!