キッチンのお掃除
収納周りの汚れ落とし
お掃除業界30年、”狙った汚れは逃さない”正真正銘『掃除のプロ』、やまヒロです!
キッチンで汚れが気になるのは、水周りや調理をするコンロ周り、それと湯気や油を吸い込むレンジフード周りなどです。
その中で意外と見落としがちなのが、キッチン収納周りです。
吊り棚、食器棚、シンク下収納、コンロ下収納、床下収納、そして冷蔵庫もれっきとした収納です。
意外と汚れている棚・収納
調理をしていると無意識のうちに、手に油や食材の成分が付着します。
その手で各収納の扉を日々開け閉めしていると、徐々に頑固な黒ズミがこびり付いてしまいます。
「あれ、いつの間にこんなに汚れたのかしら?」と感じられた事はよくあると思います。
これらの汚れは、油と食材の有機成分が混ざり合って固化した物です。
このような汚れを落とすのに最適なのが、「アルカリ洗剤」です。特にお薦めなのは、前話でも触れました「重曹」です。
重曹は飲み込んでも害がないという点で、キッチン周りのお掃除には最適です。
それ以外だと、各メーカーが販売している「油落とし用洗剤」です。ただ、種類によっては危険性の高い洗剤もありますので、よく注意書きを確認されたほうが良いでしょう。
さて、作業手順ですが、
① 空のスプレー容器(500cc程度)に、大さじ4杯の重曹を入れて、水もしくはぬるま湯を入れて重曹が 溶けるまでよく混ぜ合わせます。
② 出来上がった重曹水スプレーをスポンジに適量を吹き付けます。
③ 重曹水を馴染ませたら、そのスポンジで汚れた箇所に重曹水を塗りながら軽く擦ります。
※扉の取手部分は歯ブラシなどでブラッシングすれば、目詰まりした汚れもスッキリと落とせます。
④ 2~3分程度放置したら、固めに絞った濡れタオルである程度、洗剤分を拭き取ります。
⑤ 更にきれいな濡れタオルでもう一度水拭きして、完全に洗剤分を除去します。
⑥ 最後に乾いたタオルで仕上げ拭きをすれば、ムラなくスッキリと仕上がります。
※厚めにこびり付いている汚れがある場合は、プラスチック製のヘラである程度削ってから重曹水で磨けば、割と簡単に落とせます。
重曹水を作るのが面倒だという方もいらっしゃるかもしれません。そういう方には、市販されている「セスキ炭酸ソーダ」や「アルカリ電解水」、「クエン酸」などをお薦めします。
作業手順は、重曹水と全く同じですので、上記②③④⑤の通りに作業を行って頂ければOKです。
これで、あなたのキッチン収納はピッカピカ!
今回ご紹介しました、テクニック・ポイントを踏まえたうえで、清掃業者さん選びの参考にして下さいね!
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★まとめ★★
キッチンで意外と見落としがちなのが、「収納周り」の汚れです。
汚れの成分は、油と食材の有機成分です。 それらの汚れを落とすのに最適なのは、「アルカリ性の洗剤」です。
【使用する洗剤の種類としては】
「油落とし用洗剤」、「重曹」、「セスキ炭酸ソーダ」、「アルカリ電解水」、「クエン酸」などがお薦めです。
【作業手順として…】
① 適切な濃度に希釈した洗剤を、スポンジに馴染ませて汚れている部分に擦りながら塗ります。
② 2~3分放置したら、固く絞った濡れタオルで洗剤分をある程度、拭き取ります。
③ 更に綺麗な濡れタオルで完全に洗剤分を拭き取ります。
④ 仕上げに、乾いたタオルで残った水分を拭き取ります。
たったこれだけで、あなたの収納周りはピッカピカ!
以上、奥様でもお手軽お掃除テクニック講座でした。 シーユー・アゲイン!