窓ガラス・サッシのお掃除
窓ガラス・サッシのお掃除を効率的にする裏ワザとは?
お掃除業界30年、”狙った汚れは逃さない”正真正銘『掃除のプロ』、やまヒロです!
今回は、「窓ガラス」と「サッシのレール」のお掃除についてお話しします。
普通に生活していると、全く気になりませんが、ふと、窓に目をやると「あれ?霧でも掛かっているのかしら?」と感じた事はありませんか?
いえいえ霧ではありません。ただ単に窓ガラスが曇っているだけです。
特に外面は、雨・風・土埃などによって、自然と汚れてしまいます。
内面だって、キッチン・お風呂などから発生する湿気や油気、日常的に発生するホコリ、その他に手垢、タバコを吸われるご家庭であれば、ヤニ汚れなどなど、窓ガラスも意外と汚れているんです。
窓ガラスのお掃除に最適な洗剤とは?
さあ、そんな窓ガラスの汚れを落とすのに最適な洗剤は何だと思いますか?
それは、世界中どこのご家庭でも必ず使っている「台所用中性洗剤」です。
「え!?台所用中性洗剤で、窓ガラスのお掃除ができるの?」と感じるかも知れませんが、なんと窓ガラスのお掃除には最適なんです!
業務用で、ガラス専用の洗剤は多数存在しますが、ガラス清掃のプロは業務用には目もくれず、市販の台所用中性洗剤をメインに使っています。
(ここだけの話…)
何故かというと、ガラスはとてもデリケートな材質で、強アルカリ性や酸性の洗剤を塗って放置すると表面が焼けて、変色してしまいます。
その点、台所用中性洗剤は中性なので、とてもガラスに優しく、尚且つ台所の頑固な油汚れをいとも簡単に落とす洗浄力があります。
プロは「ウインドウスクイジー」というガラス専用の道具を使ってガラス表面の汚れを落としますが、その時に台所用中性洗剤のヌメリが潤滑剤となり、ゴムの滑りを良くしてくれて、作業効率を高める事が出来ます。
こちらの動画も是非ご覧くださいね💗
今回の作業で用意するものはこちら!
● 中性洗剤
● 洗剤を希釈するバケツ
● 窓ワイパー(ゴムとスポンジの一体タイプ)
● ブラシ(歯ブラシでも大丈夫です。)
● マイナスドライバー
● 割りばし(何に使うでしょう?)
● 定規(何に使うでしょう?)
● タオル(2~3枚)
● ゴム手袋(必要に応じて)
大まかな作業の流れはこんな感じです。
● 最初に掃除機でレールのホコリを除塵します。
● バケツの半分ぐらいにヌルマ湯を張り、その中に台所用中性洗剤を適量入れます。
● スクイジーのスポンジ部分に液ダレしない程度に洗浄液を含ませます。
● まず比較的綺麗な内面ガラスから作業します。
● スポンジ部分で洗浄液を塗ったら、スクイジーで洗浄液を掻き取ります。
● 外面ガラスも内面ガラスと同じ作業を繰り返します。
● 水気が残っているサッシ枠を、タオルで拭き取ります。
● 仕上げに、最初に除塵しておいたサッシのレールを水拭きすれば作業終了です。
ビフォーアフターはこちら!
さあ、その作業手順ですが、
① 先にガラスをお掃除してしまうと、サッシのレールが濡れてしまい作業しづらいので、最初に掃除機でレールのホコリを除塵します。
☛時短ワンポイント☚
※ブラシ(歯ブラシで十分です。)でレールを擦りながら掃除機で吸い取ります。
☛時短ワンポイント☚
※定規や割りばし、マイナスドライバーなどを使うとレールの隅のホコリや土砂の塊を落としやすいですよ!
※この時に出来るだけ丁寧に除塵しておくと、仕上げ拭きが楽になります。
② いよいよ本番の窓ガラスのお掃除です。今回はゴムとスポンジが一体型のコンパクトタイプのスクイジーを使います。
※タオルで窓ガラスを全面拭きあげるとなると、結構大変ですし、仕上がりがムラになります。スクイジーを使えば綺麗に早く仕上がります。
③ バケツの半分くらいにヌルマ湯を張り、その中に台所用中性洗剤を適量入れます。
※クルクルクルと3周くらい円を描くように注入すると丁度いい濃度になりますよ!
④ ぬるま湯と洗剤を、多少泡立つ程度かき混ぜてスクイジーのスポンジ部分に液ダレしない程度に洗浄液を含ませます。
⑤ 先に、比較的綺麗な内面ガラスから作業します。洗浄液を含んだスポンジで、ガラス面を擦る様に全体に塗ります。
※内面ガラスを洗浄する事により、洗浄液が泥やホコリなどで汚れてしまい、内面ガラスをお掃除する前に水を取り替える無駄が生じるのを防止します。
※大きいガラスの場合は作業中に乾いてしまうので、先に上半分、それから下半分に分けて作業をしたほうが良いでしょう。
⑥ 次に、スクイジーで洗浄液を掻き取ります。
この作業のポイントは、スクイジーをガラス面に密着させて、左隅から右側に向かって一気に横に引っ張ります。
※右隅はスクイジーよりも少し狭めの幅を残しておきます。
☛時短ワンポイント☚
※この時にスクイジーを右斜めにすると、掻き取った洗浄水を下方向に流せるので、効率がいいですよ!
⑦ 最後に右側の残した部分をスクイジーで、一気に上から下に向かって引き下ろします。
⑧ 外面ガラスも上記と同じ作業を繰り返します。
⑨ 最後に、水気が残っているサッシ枠を、タオルで拭き取れば…
あら綺麗!!ガラスが無いみたい!
(ちょっとオーバーですか…^^;)
⑩ 仕上げに、最初に除塵しておいたサッシレールを水拭きすれば、ガラスもサッシもピッカピカとなります。
☛お薦めワンポイント☚
※レールの隅を拭く時に、除塵で使った定規や割りばし、マイナスドライバーなどを使うと、もっと綺麗に仕上がりますよ!
※指や定規、割り箸、マイナスドライバーも、写真の様にタオルを巻き付けると作業しやすいですよ!
さて今回の作業で係った時間は?
● サッシレールの除塵… 10分
● ガラス面の洗浄拭き上げ(内外両面)… 20分
● サッシ枠の拭き上げ・ガラス面の手直し… 10分
● サッシレール拭き上げ・片付け… 10分
合計で、なんとか50分で終了しました。
係った時間は、ベランダ面の大きいガラスサッシ(一面)での所要時間です。
ですのでお家の窓ガラス全てをお掃除する際には、単純に50分×枚数で大まかな作業時間の目途が立ちます。
※ただベランダ以外の窓ガラスは半分程度のサイズが多いので、相対的に作業時間は短縮できると思います。
補足情報です!
特殊ガラス清掃のポイント
高層マンションなどのベランダが無い面は、窓が開閉できないタイプが多いです。
内面はご自身でお掃除出来ますが、外面はご覧のようにゴンドラやロープを使わないと作業できません。
ですので、定期清掃の時に丁寧に磨いてもらうか、定期清掃を行わない建物の場合は、臨時で作業をお願いしましょう。
※今回ご紹介した手順で十分な仕上がりにならない場合は、プロの業者さんにご依頼する事をお薦めします。
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★まとめ★★
今回は、「窓ガラス」と「サッシのレール」のお掃除についてお話しします。
【窓ガラスのお掃除に最適な洗剤は?】
窓ガラスの汚れを落とすのに最適な洗剤は、世界中どこのご家庭でも必ず使っている「台所用中性洗剤」です。
台所用中性洗剤は中性なので、とてもガラスに優しく、尚且つ台所の頑固な油汚れをいとも簡単に落とす洗浄力があります。
また、台所用中性洗剤のヌメリが、スクイジーのゴムの滑りを良くしてくれる潤滑剤となります。
【さあ、その作業手順ですが、】
先にガラスをお掃除してしまうと、サッシのレールが濡れてしまい作業しづらいので、最初に掃除機でレールのホコリを除塵します。
② いよいよ本番の窓ガラスのお掃除です。今回はゴムとスポンジが一体型のコンパクトタイプの「ウインドウスクイジー」を使います。
③ バケツの半分くらいにヌルマ湯を張り、その中に台所用中性洗剤を適量入れます。
④ ぬるま湯と洗剤を、多少泡立つ程度かき混ぜてスクイジーのスポンジ部分に液ダレしない程度に洗浄液を含ませます。
⑤ 先に、比較的綺麗な内面ガラスから作業します。洗浄液を含んだスポンジで、ガラス面を擦る様に全体に塗ります。
⑥ 次に、スクイジーで洗浄液を掻き取ります。この作業のポイントは、スクイジーをガラス面に密着させて、左隅から右側に向かって一気に横に引っ張ります。
⑦ 最後に右側の残した部分をスクイジーで、一気に上から下に向かって引き下ろします。
⑧ 外面ガラスも上記と同じ作業を繰り返します。
⑨ 最後に、水気が残っているサッシ枠をタオルで、拭き取れば、あら綺麗!!ガラスが無いみたい!
⑩ 仕上げに、最初に除塵しておいたサッシレールを水拭きすれば、ガラスもサッシも見違える様に綺麗になります。
【サッシレールのお掃除の効率をアップさせる道具とは?】
① 「定規」や「割りばし」、「マイナスドライバー」など使うとレールの隅のホコリや土砂の塊を落としやすいです。
② レールの隅を拭く時にも、定規や割りばし、マイナスドライバーなどを使うと、もっと綺麗に仕上がりますよ!
たったこれだけで、あなたの窓ガラス・サッシは見違えるようにピッカピカ!!
以上、奥様でも簡単、お掃除テクニック講座でした。
シーユー・アゲイン!