カーペットのお掃除
カーペットのシミの識別とシミ取りテクニック
お掃除業界30年、“狙った汚れは逃がさない”正真正銘『お掃除のプロ』、やまヒロです!
今回のお掃除ポイントは、「カーペットのシミ取り」についてお話しします。
基本的に、カーペットの汚れを完璧にお掃除するのであれば、全面を洗浄しないと均一に綺麗にはできません。その際には、専用の機械を使用する必要がありますので、今回は割愛します。
ここでお話しするのは、あくまで何かをこぼした部分的な汚れを落とす場合の応急処置テクニックとなります。
タイルカーペットのメリットとデメリットとは…
近年は、オフィスなどですと、一枚一枚を敷いたり剝がしたりできる、「タイルカーペット」が主流となっています。
タイルカーペットの利点は汚れたり、傷んだ物をその部分だけ剥がして洗ったり、あるいは張り替えたり出来る点です。
その影響は、一般家庭にも及んでいます。
従来のカーペットは、部屋の間取りに合わせて、4.5畳、6畳、8畳…と一枚物を選択して敷くというパターンでした。ただ、汚れたり傷んだりした場合のメンテナンスの手間を考えると、カーペットは面倒な物でした。
ところが、今では30cm四方、45cm四方、60cm四方と、サイズが自由に選べるタイルカーペットがホームセンターなどで普通に売られています。色のバリエーションもお好み次第で、お部屋の構成に合わせて様々な組み合わせが出来ます。
しかも、滑り止め加工されている優れ物も登場して、床面の上に敷くだけで、まるで貼り付けたかのように密着します。
さあ、そんな進化を遂げているカーペットですが、残念ながら、材質が繊維の為、汚れが付きやすく、一度付いてしまったシミは落とし辛いという欠点も併せ持ちます。
そんなメンテナンスが厄介なカーペットですが、やまヒロのお掃除テクニックを駆使すれば、いとも簡単に落とす事が出来ます。
今回は、サンプルとしてコーヒー、オレンジジュース、ソースの3種類を事前にタイルカーペットに撒いて、シミを付けた状態で実践します。
シミ取りを実践するその前に
まず最初に、その汚れが水溶性か油溶性かを識別する必要があります。なぜ識別する必要があるかというと、水溶性か油溶性かによって、使用する洗剤が違うからです。
識別の方法は簡単です。濡れタオルをシミに押し当てて、タオルにシミが色移りすれば、そのシミは水溶性です。逆にタオルを押し当てても、全く色移りしなければ油溶性です。
今回は、水溶性のシミに焦点を絞ってお話ししましょう。
今回の作業に際して用意する物はこちら
● サンプル(缶コーヒー、ジュース、ソース)
● 空スプレー(3本)
● ハンドブラシ(幅広タイプが使いやすいです。)
● タオル(3~6枚)
● アルカリ性洗剤
● 中性洗剤
大まかな作業の流れをご説明します。
● まず、洗剤を吹き付けて、1~2分放置します。
● その間に、白い乾いたタオルを写真のように二つ折りにし、更に均等な幅で折りたたみます。
● 折りたたんだタオルの端をシミの上に被せて、櫛かブラシをタオルの上から、グッグッと押しあてます。
● あとは、タオルを等間隔に折りたたみながら、同じ作業を繰り返します。
● ある程度シミが薄くなったら、洗剤分を除去する為に、ぬるま湯をシミ取りした部分にスプレーします。
● 最後に出来るだけ水分が残らないように拭き取れば、作業終了です。
ビフォーアフターがこちら!
さあ、その作業手順ですが、
① まず最初に中性洗剤を吹き付けて、1~2分放置します。
② その間に、白い乾いたタオルを写真のように二つ折りにし、更に均等な幅で折りたたみます。※白タオルのほうが、シミ取り状況を確認しやすいです。
③ 折りたたんだタオルの端をシミの上に被せて、櫛かブラシをタオルの上から、グッグッと押しあてます。
☛裏技ワンポイント☚
※この時のポイントは、シミの外側から内側に向かって押します。(シミが拡散するのを防ぐ為です。)
※めくるとこのようにシミがタオルに浸み込んでいます。
④ あとは、タオルを等間隔に折りたたみながら、同じ作業を繰り返します。
⑤ ある程度シミが薄くなったら、洗剤分を除去する為に、ぬるま湯をシミ取りした部分にスプレーします。
⑥ 仕上げに、③と同じ作業を繰り返し、極力水分が残らないように拭き取ります。
☛時短ワンポイント☚
※乾きが悪ければ、ドライヤーを使うと効果的ですよ。
あっ!という間に、あなたのカーペットはスッキリ綺麗!!
※ソースは油分を含んでいるので、アルカリ性の洗剤をつかいます。
このテクニック講座を見ても、「自分で作業するのは不安だな」という方にはプロの業者さんをご紹介します。
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★まとめ★★
今回のお掃除ポイントは、「カーペット」についてお話しします。
進化を遂げているカーペットですが、残念ながら、材質が繊維の為、汚れが付きやすく、一度付いてしまったシミは落とし辛いという欠点も併せ持ちます。
そんなメンテナンスが面倒なカーペットですが、やまヒロのお掃除テクニックを駆使すれば、いとも簡単に落とす事が出来ます。
今回は、サンプルとしてコーヒー、オレンジジュース、ソースの3種類を事前にタイルカーペットに撒いて、シミを付けた状態で実践します。
【さあ、その作業手順は、】
① まず、洗剤を吹き付けて、1~2分放置します。
② 折りたたんだタオルの端をシミの上に被せて、櫛かブラシをタオルの上から、グッグッと押しあてます。
③ あとは、タオルを等間隔に折りたたみながら、同じ作業を繰り返します。
④ ある程度シミが薄くなったら、洗剤分を除去する為に、ぬるま湯をシミ取りした部分にスプレーします。
⑤ 仕上げに、③と同じ作業を繰り返し、極力水分が残らないように拭き取ります。
※乾きが悪ければ、ドライヤーを使うと効果的です。
たったこれだけの作業で、あなたのカーペットはピッカピカ!!
以上、奥様でも簡単、お掃除テクニック講座でした。
シーユー・アゲイン!