バスルームのお掃除
お風呂の頑固な湯垢の汚れ落とし
お掃除業界30年、”狙った汚れは逃さない”正真正銘『掃除のプロ』、やまヒロです!
お掃除で一番面倒なポイントは、やはり水周りです。
これまで、キッチン、トイレについて触れましたが、今回は、水周りの中でも意外と厄介な「バスルーム」についてお話しします。
一日の仕事、家事、ご主人・子供の世話が終わり、ある意味、主婦にとって極上のリラックスタイムなのが、“入浴”ではないでしょうか?
男性だと、烏の行水とよく例えられますが、ザバッと湯船につかり頭と体をガシガシ洗って、ザーッと洗い流してハイ終わりという感じですが、女性の場合は違います。
何故お風呂は汚れるの?
髪の毛はシャンプー、コンディショナーなどを使って丁寧に洗い、体は弱酸性のボディソープなどでお肌の手入れをし、仕上げは少し温めのお湯で半身浴…。
やっぱり、お風呂はスッキリして気持ちいいですよね。
ただその分、人体の老廃物(体毛、垢、角質など)が、流れ落ちます。
一般的な家庭であれば、ほぼ毎日入浴しますから、一家族が3~4人としても、浴槽の内外には相当な汚れが付着します。
お風呂の汚れの正体は…
汚れには、石鹸カス、体外の老廃物、体に付着した汚れ、体毛、そのほか様々な有機成分が含まれています。それが、毎日少しずつ蓄積されていき、気が付いたら茶色くて分厚い、「湯垢」になります。
湯垢の主成分は、脂肪酸カルシウムが大半を占めていて、その他はタンパク質、遊離脂肪酸などで何れも弱酸性です。
脂肪酸カルシウムとは、水分中のカルシウム成分と石鹸カスの融合物なので、湯垢は、ほぼ石鹸カスの塊と考えて間違いありません。
そこで、酸性の湯垢を効率的に落とすには、アルカリ性のバスクリーナーがお薦めです。
今回の作業で用意する物はこちら
● スポンジ
● 歯ブラシ
● ハンドブラシ
● タオル(2~3枚)
● アルカリ性洗剤
ビフォーアフターがこちら!
さあ、その作業手順ですが…
① 湯垢が付着している部分にスポンジなどを使って、バスクリーナーをタップリと塗る。
② 洗剤分が湯垢に浸透しやすくする為に、ハンドブラシでブラッシングする。
③ 再度バスクリーナーを塗り、浸透効率を高める為に、タオルなどを上に張り付けて、30分程度放置する。
④ 最後に、スポンジとハンドブラシで擦る。
⑤ 仕上げに水で洗い流せば、「あら綺麗!」
当然、業務用の強力な洗剤もありますが、この講座では一般家庭でごく普通に存在する洗剤などを活用して、いかに効率的に綺麗にするかを説いていますので、ご了承願います。
※使用するバスクリーナーは、アルカリ性なので手荒れ防止の為に必ずゴム手袋を着用して下さい。
※この手順は湯垢落としのテクニックですので、金具周りにコビリ付いた「水垢」は全く成分が違いますので、作業手順が変わります。
水垢落としに付きましては、別章でお話ししますので、今回の奥様お掃除テクニック講座は以上となります。
今回ご紹介しました、テクニック・ポイントを踏まえたうえで、清掃業者さん選びの参考にして下さいね!
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★まとめ★★
【お風呂の湯垢落とし】
お風呂の湯垢の成分は、「弱酸性」。
弱酸性の汚れ落としには、「アルカリ性のバスクリーナー」がお薦めです!
【湯垢落としの作業手順は】
① 湯垢部分に、スポンジなどを使ってバスクリーナーをたっぷり塗る。
② 洗剤の浸透を促進するために、ブラッシングして再度バスクリーナーを塗る。
③ 乾燥を防ぐ為に、タオルなどを貼り付けて30分程度放置する。
④ 仕上げに、スポンジ・ブラシで擦りながら濯ぐだけ!!
たった、これだけの手順でお風呂の湯垢は簡単に落とせます。
これで、あなたのお風呂の湯垢はスッキリピカピカ!
以上、奥様でも簡単!お掃除テクニック講座でした。
シーユー・アゲイン!